Archive for the ‘つれづれ日記’ Category
中秋の名月で月光浴 ○
今日の満月、なんてパワフルなんでしょう!
アベノハルカスとMIOの間から、本当に綺麗にお月さんが出ていました。
光を浴びるだけで、どんどん浄化されていきます^_^
おまけに、「〜になりました。ありがとうございます。」って、達成予言を心に描いて、感謝して。
望むことに心の焦点を当てて、それを受け取ることを自分に許しましょう☆
これが本当に素晴らしく心をクリー二ングしてくれますよ^ ^
ちっちゃい頃はこんな智恵、知らなかったですね〜^_^
みなさんも、月光浴をお楽しみくださいませね^o^
生活習慣病予防!健康寿命の延長!心身の安定維持力のUP!
お盆休みをいただき、嵐山に旅行にいったり勉強したりしてゆったりと過ごしています。
明日からまた診療がはじまるのにあたり、クリニックのちょっと先のことを考えています。
生活習慣病の予防、健康寿命の延長、心身の安定を維持する力のアップ
癒しの杜 にしかわクリニック でもそういうところにフォーカスしていかないといけないな、と感じています。
どうしても薬中心ですと、「病院依存」と「病いへの恐怖」から抜け出せず、医療費も高くついてしまいます。
2025年には団塊の世代の約1千万人が全員後期高齢者となります。
超高齢化社会を迎える日本がこのまま検査と薬だけの医療をやっていたら、医療費が高騰して国家財政がたちいかなくなることは目に見えています。
薬が中心の依存を作り出す医療/依存するだけの患者さん、という関係から、病気の予防、健康増進、心身の養生力UPを促す医療/その教育を進んで受けて自助努力をする患者さん、という関係に移ると、健康寿命が延び、同じ生きているという状態でも幸福度が上がります。
医療費は予防健康の分野にある程度流れますが、トータルでの費用はずいぶん抑えられるはずです。
ただし、健康産業でもヒーリングでも人を依存させて儲けるシステムで動いている会社やセラピストさんは多いので、社会全体の一人ひとりが「奪い合い」の欠乏の精神から「与え合う」豊かな精神へと移って行く必要があります。
ぼくは患者さんのことを「患者さん」と呼んではいますが、本当はその名札付けも手放したいと思っています。
「病気を持っていても、健康で幸せ!」という状態がいいですね。
「あなたは一部に病気を持っていますが、健康ですよ!」
そう言える方はいまはほんの少しですが、これから増やしていきたいです。
あるいは、ぼくがそう患者さんのことを見られるように、成長すべきなのかもしれません。日々、診療で勉強させて頂いております。
明日からもよろしくお願いします!
子どもの救急医療の研究会に参加してきました。
関西にも台風11号が近づいていますが、大阪の北の方は一旦雨が上がって小康状態です。
そんな中、小児救急の研究会に参加してきました!
症例発表はHibワクチンが効かない「無莢膜型」インフルエンザ桿菌による肺炎や、一刻を争う劇症型心筋炎などのシビアな内容の発表が4例ありました。最後には重篤患者の初期対応についての講義もあって充実の内容です。
さすが、日本で一番小児救急が整備されていると言われる北摂の勉強会です。
数多くの軽症の病気に隠れた少数の重症患者さんを見逃さずに、しっかり救命する!
ということについて改めて意識を高めて頂き、非常に身につまされる内容でした。
当院も万一のときに備えて、もっと環境整備や職員教育をしていかなければならないですね(*_*)
懇親会では箕面市立病院顧問の下辻先生や、箕面市立病院小児科部長で劇症型心筋炎の症例を御発表をされた溝口先生と沢山お話することができました☆
下辻先生は私が生後6ヶ月にロタウィルス性腸炎にかかった時に診て下さり、その後も喘息などで診て下さっていた先生です。結構な大先生で、労災病院で全国初となる小児科の立ち上げを大阪でなさるなど、大阪の小児医療に大変貢献されていた先生です。
開業して、こうやってまた小児科の勉強でご一緒できるのは嬉しいですね。
これからもコツコツと小児科医療の精進を続けていきます!
『東住吉ハートカンファレンス』
今日は診察の後に、結構ホットな心臓の勉強会に参加してきました!^ ^
心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患の最新の知見を知ることができて、大変に勉強になりました。
なかでもOCTという、近赤外線で冠動脈を観察できる装置、この話には驚きました。
これまでよく循環器で話題になっていたIVUSという血管内を観察する装置以上に、非常に鮮明に冠動脈を観察できるのです。
脂肪が豊富かどうか、繊維被膜が薄いかどうか、マクロファージがたくさん集まっているかどうかなど、、。
この観察装置が開発されたことで、心筋梗塞についてはますます臨床研究が進みますね。
それ以外にも、スタチンという脂質異常症の治療薬がプラークを破綻させないようにする性質を持っていることや、日本人にとってより有効な抗血小板薬の新薬の話など、実際の患者さんに活かすことのできる情報も多くありました。
もちろん、冠動脈疾患は食事をととのえさすれば大部分は予防できるのですが、、(・_・;
それでも当院には心筋梗塞の既往がある方や、将来的に発症するリスクの高い方が多くおられて、すでにある程度進んでいる方には予防医学だけではカバーしきれないのが現状なのです。
少しでもより健やかに過ごしてもらえるように、がんばって勉強し、できる限りサポートさせて頂きます!
、、、こういう点は正直言って、開業医では一人一人に大きな差があることを強く感じます。
勉強会でも、聴く態度で先生方の頭の使い方や熱意、姿勢がわかります。
ぼーっと聴いておられる方もいれば、頭をしっかり働かせて、熱い質問をされる方もいます。
前者の先生も多いのですが、たまに後者のような開業医の先生がおられると刺激を受けます。
自分が少し知識があったり注意したり、心がけていることがあるか、ないかで、がらっと患者さんの人生が変わってしまうのです。
漫然とした処方の中に潜む危険、少し処方を変えることでの健康寿命が伸びるであろうこと、根気づよく生活の指導をすることで患者さんの生活の質が変わることなど、、
開業医の責任は大きいと感じています。同時にやりがいも、です^_^
さて、今日のミーティングでは会いたい方々にもお会いできました。
当院からたくさん紹介させて頂いている、東住吉森本病院の理事長や循環器内科の先生方、地域医療室の方です。
ようやく直接お会いできてたくさん話をすることができました!
この病院は循環器内科が強いので、大変に助かっています。
これからも適切に連携をとりつつがんばっていきます!
患者さんのお見舞いに
おはようございます。
昨日は診察の後、入院されているお二人の患者さんをお見舞いに、某メガ病院まで行って参りました。
お一人は内科的にかなり重篤な状態でしたが、集中治療室を出られて酸素も点滴もなくなる状態まで回復しておりました。
もう一人は主治医と内科共観医のお話をうかがうことができました。
患者さんはお二人とも近隣ではこの病院でしか診てもらえない病気でしたが、複数の科が連携して非常にしっかり診てもらっているようで安心しました。
阪大系列の病院ですので、上記の内科の先生は偶然にも元同僚のしっかりした先生ですし、各科に先輩、同期、後輩の先生が沢山おられます。
科も救急も、ほぼすべてがそろっています。
近隣にこんなすごい病院があって、心強いです。
早速、連携病院として申請を出します^_^
ハシゴ
土曜日は診察の後に勉強会に参加していることが多いんです。
今日は漢方の勉強会と骨粗鬆症の勉強会をハシゴしています♫
漢方の勉強会では、高名な三谷和男先生のご講義やご司会の元、症例検討で活発な議論も交わされて大変ためになりました。
やはり、色々発言すると、その分深く印象に残りますね^_^
骨粗鬆症の方は、活性型ビタミンD製剤やビスホスフォネート薬の話が中心です。
骨粗鬆症外来を箕面市立病院で担当していましたので知識はかなりある方だと思いますが、患者さんの骨折を減らせるよう更なる知識を吸収してきます!
アレルギーの話 『アレルギー体質の改善に有効な漢方薬』
開業して以来、治療の幅を広げて少しでも患者さんがよくなるようにと色々と情報収集をしています。
6月は2つの幼稚園の健康診断で200名以上の幼稚園のお子さんを診させて頂きました。
その中に、食物アレルギーがひどくて、「エピペン」という、アナフィラキシーショックを起こしたときの対処用の注射剤を幼稚園に持ってきているお子さんがいました。
いま見つけたのが、こんなケースレポートです。
食物依存性運動誘発性アナフィラキシーで、緊急入院を繰り返し、体質改善を求めて漢方外来を受診した28歳の女性。小麦、りんご、アスピリン等で発作を生 じ ていた。T社小青竜湯6gから開始し、問題が無かったので、9gに増量維持。漢方治療後、8年間アナフィラキシーなしで経過中。
( 聖マリアンナ医科大学 総合診療内科/漢方外来 崎山 武志 先生 のご報告 )
凄い効果ですね。
小青竜湯は花粉症に効果があることで有名な漢方ですが、このメカニズムはかなり解明されています。
即時型と遅延型の両方のアレルギー反応に抑制作用を発揮するだけではなく、アレルギー体質をも改善するのです。
具体的に花粉症を例にとると、肥満細胞からヒスタミンなどのケミカルメディエーターが出るのを抑えることで、くしゃみ鼻水、鼻づまりなどのアレルギー反応の症状が抑えられます。これは即時型アレルギーを抑える作用です。
また、好酸球が鼻の粘膜に入って化学物質を出すことで血管が薄くなり、粘膜が腫れて鼻づまりが起きることを防ぎます。これは遅延型アレルギーを抑える作用です。
さらに、小青竜湯は液性免疫を担うTh2細胞が過剰に優位の状態を是正することで、IgEという免疫物質を減らし、即時型アレルギー全体を減らすのです。これは、アレルギー体質を改善する、と言い換えることができると思います。
最初に引用したケースレポートに戻りますが、アナフィラキシーも即時型アレルギーですので、小青竜湯がアナフィラキシーを繰り返すような患者さんの体質改善にも効果的なのです。
Th2優位のアンバランスな状態が改善すると、細胞性免疫を担うTh1系統がうまく働くようになり、ウィルスに強くなるというおまけもついてきます。
ところで、小青竜湯の「青竜」とは麻黄のことであり、麻黄(:Ephedra
Herb)の主成分はエフェドリンです。エフェドリンには交感神経興奮作用があり、発汗、鎮痛、気管支拡張などを促すため、風邪や関節痛、気管支喘息などに有効です。
この麻黄がアレルギーを抑える主成分だとは思いますが、漢方は複数の生薬の組み合わせで特異な作用を発揮しますので、小青竜湯も麻黄単独では発揮し得ない抗アレルギー作用を発揮しているのでしょうね。
小青竜湯は胃腸がとても弱い方や狭心症などの心疾患がある方、妊婦さんでは使えませんが、それ以外の方であればアレルギー体質の改善にお役立てできると思います。
冒頭の話に出した、「エピペン」を幼稚園に持参しているお子さんにも、ひょっとしたら効果があるかもしれませんね。
※写真引用元:池田勝久 臨床の幅をひろげるKAMPO FIRST STEP(8),日医ニュース,1015,12,(2003)
バッチリな出会い
今日、ホームページを見て大学生の男の方がクリニックにお越しになりました。
ギッテルマン症候群と10年前に診断されて以来、継続的に病院には通っているけども、カリウム値を見られるだけで低くても薬を出してはもらえない。最近はストレスもあって頭痛やめまい、朝の起きにくさも出てきているとのことでした。
ギッテルマン症候群について診てもらえて漢方治療もできるような病院を探されているとのことで、ネットでこのクリニックを見つけて下さいました。
なんという巡り合わせでしょう!
実は、ここ2、3日、NTT西日本大阪病院の先生にギッテルマン症候群のことを尋ねられてお話していたところなのです。
また、ホームページには書いていないのですがギッテルマン症候群については複数回症例発表をしたこともあります。漢方治療もできますので、今日お越しの患者さんにはほんとピッタリです。
ギッテルマン症候群は遺伝子の異常によりカリウムを尿細管で正常に吸収できず、低カリウム血症で体のだるさや筋力低下が起きる、まれな病気です。
幼い頃に症状が出るバーター症候群と比べると比較的軽く、また患者さんは本能的に塩辛いものや海産物を多く摂られるので症状が少なく、病気が隠れることも多いのです(隠れているぐらいなら問題ありません)。
ぼくが以前病院で担当した方は、血中カリウム1.2!(普通3.5以上あります)と重度の低カリウム血症で歩くこともできませんでしたが。
今日のところはお話を色々お聞きして診察した上で、まずはカリウムを補いつつ、甘草を含まない漢方をお出しすることにしました。
改善が十分でなければ、東洋医学的にも西洋医学的にも次の手が色々あります。
今日の出会いのように、喜んで頂けるとやはり嬉しいですねー^_^
開業後の一週間。
こんばんは!
日曜日の夜にブログをつづっています。
みなさま、きっとよい週末を送られていることでしょう。
ぼくは週末は、よく寝たり勉強したりして、省エネモードで充電させてもらいました^_^
3月3日に開業してからの一週間は、怒濤のような毎日でした。
患者さんは、プレオープンの5日間、13時間の枠に155人お越し頂きました。
(すべて初診ではなく、再診もプラス1としてカウントして、です。)
看護師さんも事務も一生懸命がんばってくれていました。
なるべくお待たせしないようにとは思いながら、基本的に初診の方々ですのでしっかり話をする必要もあり、当然、診療時間内に終わることはなくて1〜2時間延長せざるを得ませんでした。
お待たせしすぎて申し訳なかったです。
ぼくは今月はNTTと兼任ですので、クリニックの診察が終わるとタクシーに飛び乗ってNTTの外来にそのまま突入したり、入院患者さんの対応をしたり、あるいは当直もありましたね〜。それ以外にも役所に大事な書類を持って行ったり、業者さんと話をしたり、夜に往診に行ったりと、なかなか目まぐるしい日々でした^_^
忙しいからこそ、ストレスから過食せず、むしろ食事は控えめにしてして体調を保とうと自分をいましめております笑
それと、やはり呼吸法をすると、宇宙とつながっていることが体感できて気持ちもゆったりできますね^_^
診察は時間が限られはいますが、テキパキ、かつゆったりさをもって診察にあたり、必要な方には心のケアから入って、徐々にセルフケアの能力向上まで結びつけていきます。
応援していただいて、ありがとうございます!!
治療法のバランス
にしかわクリニックでは、西洋医学の恩恵を受けつつ、漢方を含めた自然代替療法や、タッピングなどの心にアプローチする方法の可能性を探って行きたいと思います。
そのバランスがとても大切だと思っています。
ぼくは幼稚園時代、喘息で何度も病院に入院していました。
母はぼくがヒィヒィ、ゼェゼェと苦しそうにしていると、イトオテルミーの温灸でぼくを癒してくれました。薬草を固めた線香を炊いて、金属の棒に入れて体を撫でさするイトオテルミーの温灸は、確かにとても心を落ち着かせてくれて、呼吸も楽になる気がしました。それは確かに効果があります。でも、ときには限界があるのです。
どんなに苦しい時でも、母におぶって行ってもらった病院でβ刺激薬の吸入を受けたり、テオフィリンの点滴を受けたりすると、いつの間にか楽になって眠っているのです。ひょっとしたら、西洋医学がなければぼくは今生きていなかったかもしれません。
気管支喘息自体、汚れた空気を吸い、添加物や甘い食べ物、酸化した油を沢山摂取することが大きな要因となっている、現代社会が作り出した病いかもしれません(これはぼくの印象です)。
でも、皮肉かもしれませんが現代病で状態が悪化したときは、現代西洋医学で応急処置をすることが適切なことが多いのです。
ぼくが小さい頃経験した喘息しかり、悪化した糖尿病しかり、目に見える部分を取り切れる「がん」もしかり、です。
それが対症療法であっても、助けてくれるときがあるのです。
それにうまく自然療法や養生指導、思い込みを外すタッピングなど、自己治癒力を高める療法を組み合わせていきたいと思います。
例えば、ぼくの小さい頃でも、白砂糖と酸化した油の摂取を大幅に控えていたら、それだけで発作の度合いが減ったかもしれません。
糖尿病でも、治療を受けつつ、食事・運動療法と、ミトコンドリアの機能不全を解消するような生活と心の持ち方(また別途、掲載します)をすると、薬の減量、中止が可能となるケースもあるのではないでしょうか。
がんの場合、それがすぐ取り切れるようなタイミングであれば、頑なに自然療法にこだわって手術を拒否し、裏で恐怖に怯えながら過ごすよりも、パッと思い切って手術を受けた上で、氷山の一角であるがんを作った根元の解決に時間をかけて取り組む方がいいのかもしれません。
「がんを取り切るなんて、できないよ。目に見えないところにすでにパラパラ飛んでるよ。」という方もおられるかもしれません。その可能性も十分あると思います。でも、目に見える部分がとれた、ということが、心機一転生活改善を始めるのにいい人もいることでしょう。
ただ、結局手術をしたら取り切れなくて、あるいは取り切れたとしても、医者から勧められて化学療法のコースに行く方もおられるでしょう。がんについてはなかなかクリアカットには言えないのですが(少なくともいまのぼくでは)、結局、がん治療は「どう生きるか」という生き方の問題だと思います。
いつまでも恐怖に踊らされて治療のレールに乗り続けておられる方を見ていると、あまり幸せそうな印象を受けません。
西洋医学を否定しているのではありません。
主体的に決断すれば、どの治療法もオッケーだと個人的には思っています。
がんのことを話すと、ついつい話し過ぎてしまいますね。
にしかわクリニックでは、実際は一人一人と向き合わせて頂いて、それぞれの方の状況や思いによって方針を決めて行きますが、人間という存在を地球・自然・食べ物とのつながり、人と人とのつながり、あるいは、その人の体と心と魂、そのように全体的に見て、体のことは西洋医学の恩恵にも授かりつつ、「いのち丸ごと」の治療ができればと思っています。
グランドオープンの4月8日以降は、よりそのような方針を実践できると思います。
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