すべてを抱きしめながら歩み続けていく。
今日は芸能ニュースに多くの方が沈んだ日だと思います。
私自身、テレビで経過を見ていた今井雅之さんがこんなに早くに逝ってしまわれたことは辛い思いです。
特に、絶対治りたい、という強い気持ちを持たれている患者さんの場合はなおさらです。
「マルかバツかでは評価しない。」
そう心に決めてはいるのですが、本人さんの治りたい思いが強いだけに、悔しさはいかほどであったろうかと感じてしまいます。
私は辛くて沈んでばかりいるわけではありません。
がんの友人を救えなかったときはしばらく自己否定していましたが、2年前、「自宅サロンを開こう。」と決意したときから、前を向いて歩き続けると心に決めていますから。(結局ご縁があり開業することになって今に至ります)
今年も、同世代の女性を救えませんでした。
どの病院からも見放されていた方に、できる限りのことをさせて頂いたつもりですが、結局何をできたのだろうか?と今でも思います。
身体に対してできたことは、ほんのわずかでした。希望は与えられたと思います。
はじめはクリニックで、途中から在宅で 寄り添うということはある程度できたと思います。思いを受け止め、行動を後押しできたとおもいます。
このご縁、この体験は、自らの未熟さなのか、あるいは、それはその方がご本人や家族、そして私のことも舞台の出演者に参加させてくれて学ばせてくれた劇だったのか。
関わって受けたものは痛みだけではありません。
痛みや悲しみ、不甲斐なさ、無念さ
それらは大きなものでしたが、でも、できることを考えて進み続け中で、希望の光、自分の中に見えた真摯さ、必死さから生まれた工夫
色んな光がありました。
決してバラ色ではない。
虹色
虹色は、ハッピーなことばかりではない 喜怒哀楽 色んな感情がある
その全てがご縁で 全てが頂きもの
すべてを抱きしめながら すべてを飲み込みながら、歩み続けていきます。
みなさんも、辛いことがあったときは、すぐに前を向いて歩けなくても、光が一杯あったこと、虹色の体験をさせてもらったこと、思い出してくださいね^^