漢方にも農薬が入っていることはご理解とご注意を

2016-12-23

週刊新潮に、ツムラは社員に飲ませられない生薬を扱っている、という趣旨の記事が掲載されています。

クリニックではコタロー、クラシエ、ウチダなどの会社の漢方と共にツムラさんも扱っていますので、コメントします。

ツムラの生薬は中国で生産されていて、生産農家の管理体制が完璧ではないことは確かです。

でも、記事は捻じ曲げられた解釈も入っています。

・家族に飲ませられる生薬を、というのは、生産農家に向けた品質向上のための言葉です。中国は家族を大事にするので、生産農家が自分の家族に飲ませられるものを作るようにすることで、品質をより高めることが意図されています。 決して、ツムラの社員が自分や自分の家族に飲ませられない薬を作っているわけではありません。むしろ、ツムラの社員さんで自社の漢方を家族全体で愛用している方がほとんどだと思います。

・農家を把握していない、というのは、生産農家の一軒一軒を直接把握しきれていない、ということであって、その一つ上の生産農家をまとめる階層は管理できています。他の漢方の会社に比べてトレーサビリティを追求していることは評価できると思います。数十年前はどんな農薬を使っているかわからない状況だったのをよく改善したと思います。それに、生薬の農薬の分析は細かく行なっているようです。中には市場でトレーサビリティのない生薬を購入している漢方の会社もあるらしく、それは問題ですね。

・ただ、ツムラの漢方の生薬は中国で作られていて、他の会社もそうですが農薬が入っていて、農家を直接把握しきれていない分、使用禁止農薬が混入する危険性がこれからもあるのは事実です。

・自分が葛根湯を飲んだ場合、ツムラの葛根湯でじんましんが出るのに、コタローの葛根湯では出ないことがありました。これは農薬の関係なのかな、と思うことがありました。他社の農薬やトレーサビリティの情報を持っていないので、知りたいところです。

漢方にも農薬が入っていますので、そのことを理解していただき、同時に注意もしていただければと思います。

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