年末のご挨拶

2014-12-31

みなさま、今年一年、本当にお世話になりました!

今年はクリニックを開業させて頂き、本当に大きく動いた一年でした。

開業の経緯について、再度少しだけお話させてください。

昨年のことになりますが、がんで友人を亡くしたことをきっかけに、自然の恩恵を活かして自然治癒力を高める医療をやっていこうと決意しました。

自宅で自然療法のサロンを始めようと教授や上司に話を通していたところ、医療コンサルタントの亀谷知枝さんを通じて春田博之先生とお知り合いに。

春田先生が芦屋で開業されることを契機に、春田先生が東住吉区で続けて来られたクリニックを継承させて頂くことになりました。

見返りを全く求めない、本当に無条件の愛で頂いたプレゼントでした。

「人の御縁ほど有り難いことはない」、と感じたと同時に、「人が魂に一致した決意をすると、必ず天恵の道が拓ける。」ということを再確認した出来事でもありました。

過去にも同じことを感じたことがあります。

京大の総合人間学部を卒業する間近に、「やっぱり医者になって患者さんに直接関わりたい。」と思い、医学部再受験を決意したときです。

9月から受験勉強を始め、翌年の受験で大阪大学医学部に合格する。

それは世間から言えば大変チャレンジングなことだったのかもしれませんが、自分には、未来へと真っ直ぐ伸びる、白くて透き通るような道しか見えませんでした。

天恵の御縁によりクリニックを継承させて頂き、3月は大病院の勤務と開業の掛け持ちでした。過労で危うく死にかけましたが、なんとか生き延びました笑

その後、クリニックの方はというと、皆様の愛情に恵まれて、ますます安定して温かい空気になっています。

待合室には、妻の作るアレンジメントフラワーや、大好きなみかりん(筒井美賀さん)の絵、クリニックの名前の描かれた木のオブジェなど、手作りのものが多く置かれています。

スタッフさんも、多少の入れ替わりはありましたが、どんどん調和が進み、患者さんを思う愛と笑顔が溢れています。

当初は1時間半ほど患者さんをお待たせしてしまうこともありましたが、今は予約制を導入したことや僕の馴れもあって、そのようなことはなくなりました。

患者さんには0歳から100歳近くの方まで約900名、延べ7000人の方にお越し頂きました。

そのうち糖尿病の方は130名、1型糖尿病の方も3名おられます。

内科で専門的に関わってきた糖尿病の診療を続けられて、嬉しいですね。

若年の女性で、1型糖尿病を発見して初期介入から関わらせて頂いた方がおられたり、若年男性で2型糖尿病を発症したものの糖質制限をされて1,2ヶ月で数値が正常化してしまった方や、ご高齢の男性で「先生が熱心に指導してくれるから頑張ろうと思った。」とおっしゃって数値が随分と改善した方など、思い出も多いです。

他にも、90歳台の方の大往生を看取らせて頂いたり、がん患者さんのサポートをしたり、心のことで苦しんでおられる様々な患者さんと向き合ったりと、本当に沢山の方との出会いの中で学ばせて頂きました。

来年には、現代社会の問題をより意識して治療を考えることと、心身と魂をトータルに観た治療戦略を体系化することをやっていきたいと思います。

健康教室を始めたり、ヨガ教室を始めたりと、統合医療のクリニックとして心身の健康を増進する仕組みも動かし始めるつもりです。

心身が本当に健康になって、いのちが輝いている人を増やしていきたいですね!

プライベートの方は、箕面に二世帯住宅を建てて、4月から妻と移住して、だんだんと住み慣れてきました。

来年は、庭作りを頑張りたいですね。

実はまだ無い門や塀を手作りするだけでなく、できれは、ピザ釜を作りたいです!

最後に、10月から3カ月間受講した、グロービス経営大学院の授業には大きな刺激を受けました。創造と変革の志士を育てることをミッションとした、ハーバード流のディスカッション中心の授業は人格も能力も本当に磨かれます。来年は少しずつですが継続受講をしていこうと思います。

新年は1月5日月曜日から診療しております。

それでは、みなさま、来年もよろしくお願いします!

新年のご挨拶

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